HSC で取得される生データ名

HSC で取得されるデータは HSC+[A, B, C...]+(8 桁の数字).fits という名前で出力されます。HSC の後に続くのはアルファベット 1 文字です。現在は ‘A’ が割り当てられていますが、将来的には ‘B’, ‘C’ と変化していきます。アルファベット 1 文字に続くのは 8 桁の数字です。8 桁の数字のうち最初の 6 桁は各ショット毎に割り振られる ID で、偶数と奇数の組み合わせになっています。 例えば、HSCA123456**.fits と HSCA123457**.fits と名付けられた生データが 1 ショットの観測で取得されるデータセットとなります。 このうち偶数の 6 桁の ID は HSC pipeline 解析で使用する visit 番号となります。 次に、このショット ID の後ろに続く 2 桁は CCD ID です。CCD ID は 00 から 57 まであります。

図2 の各 CCD 上段に書かれている数字は生データ名用の ID です。 水色と紫の CCD はそれぞれ ショット ID 偶数ショット ID 奇数 が割り振られる CCD です。 アンダーバーの後に書かれている 2 桁の数字が CCD ID を表しています。

例えば、 HSCA12300116.fits という名前の生データがあったとします。 この生データは visit が 123000 、 HSC pipeline での CCD ID が 58 のデータということになります (この CCD は 図2 HSC の真ん中付近にあります)。