HSC pipeline で解析を行う上での注意事項

フラックスについて

Note

  • クラスター中心部など、天体が密に存在する領域ではフラックスのデブレンドがうまくいかず、CModel によるカラーに系統誤差が乗る可能性があります。
  • アパーチャフラックスを用いる場合もマルチバンドで PSF を一致させて測定させていないため、カラーを用いた研究を行う場合には注意して下さい。

これらの事象が研究作業に大きな影響を与える場合はヘルプデスク(helpdesk@anela.mtk.nao.ac.jp)までご相談下さい。


一部の CCD のハードウェア障害について

画像に特定の CCD 起因と思われるパターンが見られたり、FLAT 画像が作成できないことが確認されています。 これらは pipeline での処理において、マスクをかけたりすることで回避できます。

特定 CCD 起因のパターンを除去する方法は CORR 画像や Coadd 画像に特定の CCD 起因と思われるパターンが見られます に記載されています。 また、2016年11月21日以降のデータで、FLAT が作成できない場合は 特定 CCD 起因で FLAT 画像作成が失敗しました。 を参照して下さい。