NB515 の解析方法

HSC pipeline filter 対応表 にありますように、NB515 は色補正のみが未登録となっているので、下記の方法で解析を進めることができます。

Pan-STARRS1 カタログがある領域で、等級原点は最後に決める方法

アストロメトリ用カタログファイルは Pan-STARRS1 を使用します。 NB515 は filterMap に従い g バンドのデータで較正されます。 解析を進める場合は、以下の点に注意して下さい。

singleFrameDriver.py 実行時には、色補正をしないオプションが必要になります。

singleFrameDriver.py [解析ディレクトリ] --calib [calib データ用ディレクトリ] --rerun [rerun 名] --id visit=905496..905504:2 --config processCcd.calibrate.photocal.applyColorTerms=False

また、mosaic を解く際にも色補正をしないオプションをつけて下さい。

mosaic.py [解析ディレクトリ] --rerun [rerun 名] --id visit=905496..905504:2 ccd=0..103 tract=0 --config doColorTerms=False

この時、mosaic 精度の評価結果も出力させておきましょう。詳細は モザイキング を確認して下さい。フラックス補正に関連する評価結果 (fcont_[visit].png, MdM.png など) を確認し、問題なければ以降の解析に進んで下さい。